ビフォーアフター
施工データ
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塗装前のお悩み
・前回の塗装から10年経過し、外壁サイディング部分に塗ったクリヤー塗装が剥がれてムラになってきたのとコーキングが切れてきたので気になっていました。
前回の塗装屋さんに聞こうかとも思ったが、ちょうど息子の家がキレイエで見積もりを取って検討中との事で一緒に見積もりをお願いする事にしました。
・屋根に関しては、築40年経過した瓦だったので今後10年、20年と持つか心配でした。 -
お悩みに対してのご提案
・前回の外壁塗装でクリヤー塗装を行なっていましたが、クリヤー塗装が剥がれ模様がムラになっていたので、今回はクリヤー塗装を行いたくないという判断でしたが、できたらこの立体感は出したいとの事でしたのでダブルトーン工法でのご提案をさせていただきました。
・屋根の点検を行なった際に、漆喰の傷み、瓦のヒビ割れがありました。また、屋根に使用されていた瓦の重さも考え緊急性はありませんでしたが今回の塗装時に足場を組むことから、葺き替えておいた方が良いとの
判断で屋根葺き替え工事もご依頼いただきました。 -
使用材料
【外壁1階】(サイディング面)
下塗り 日本ペイント:ファインパーフェクトシーラー
中塗り 日本ペイント:ファインパーフェクトトップ
上塗り 日本ペイント:ファインパーフェクトトップ
【外壁2階】(モルタル面)
下塗り 日本ペイント:パーフェクトサーフ
中塗り 日本ペイント:パーフェクトトップ
上塗り 日本ペイント:パーフェクトトップ
【外壁】(漆喰面)
下塗り 日本ペイント:ファインパーフェクトシーラー
中塗り 日本ペイント:ケンエースg-2
上塗り 日本ペイント:ケンエースg-2
【屋根】
葺き替え工事(ガルバリウム屋根)
デクラ屋根システム「セネター」
【ベランダ】
タフシールトップ#300 -
参考価格・施工日数
・外壁塗装(ダブルトーン塗装)、ベランダ塗装工事 110万(税込)
・屋根葺き替え工事 195万(税込)
施工前の写真
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全景1
全体的に色褪せ、1階のサイディング部分はクリアーが浮き外壁の色がまだらとなっていました。
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全景2
こちらの面も全景1と同様に色褪せ、外壁に汚れが付着し、軒天にも汚れがたまっている状態でした。 -
全景3
1階のサイディング部分のまだら色がかなり目立っている状態で住宅の印象が悪くなっていました。 -
屋根1
屋根の瓦は経年劣化から色が白くなり、屋根中央にある板金部分は錆びている状態でした。
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屋根2
屋根の棟部分に使用されている瓦にも色褪せなどの劣化現象が起こっている状態でした。
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屋根3
瓦を確認すると細かな欠けやヒビ割れがある状態でした。
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外壁ベランダ
ベランダ部分の外壁をアップにした画像ですが外壁が汚れや色褪せがはっきりと分かります。
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外壁2階部分
白い外壁部分にはクラックがあり、瓦屋根の部分は漆喰が取れ雨樋は色褪せている状態でした。
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軒天と外壁目地
軒天は塗装が浮き、外壁目地のコーキングはひび割れている状態でした。 -
雨樋・エアコンカバー
雨樋、エアコンカバー共に経年劣化で色褪せている状態でした
施工中の写真
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屋根の漆喰の現状
「雨を内部に侵入させない」役割のある漆喰ですが劣化から割れや剥がれに繋がり、漆喰の本来の役割が機能できない状況でした。
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屋根の瓦の現状
耐久性がある瓦屋根ですが40年程経過していましたので細かな欠けやヒビ割れがある状態でした。また、瓦の重さは1㎡あたり約42kgにもなるので耐震面で不安がある状態でした。 -
屋根の葺き替え後
今回使用したガルバリウム屋根材の「セネター」は屋根の重量は1㎡あたり約7kgと瓦の6分の1になり、耐震面でも効果が期待できます。また、30年の材料品質保証もあり安心です。 -
サイディング目地-マスキング作業
コーキング除去を行った後にコーキングが外壁に付かないように丁寧にマスキングテープを貼ります。その際に、歪みがないように貼ることで綺麗なシーリングとなります。 -
コーキングを長持ちさせるボンドブレーカー
ボンドブレーカーとは絶縁テープとも言い、シーリング材が「サイディングボード」「ハットジョイナー」「サイディングボード」の3面接着をさせない為のテープです。 -
サイディング目地-ボンドブレーカーを貼る
ボンドブレーカーを使用しないとコーキング材の収縮の際に遊びがなくなり、コーキング材に負担をかけてしまい目地割れなどの劣化が早くなる可能性があります。 -
サイディング目地-ボンドブレーカー施工後
コーキング材の耐久性なども大切だと思いますが、どんなコーキング材を使ったとしても見えない箇所の下処理が出来てなければ意味がありません。 -
サイディング目地-プライマー
プライマーを塗布する事でコーキングの接着力が高まり、コーキング材の性能を最大限発揮することができます。 -
サイディング目地-プライマーを塗布
目地1つ1つ小さなハケを使用して塗り残しがないように塗っていきます。その後、十分に乾燥させることが品質を高めるポイントの1つです。 -
サイディング目地-コーキングを注入
プライマーが乾いたのを確認しコーキングを注入していきます。コーキング剤を打つ量を調整しながら空洞ができないようしっかりと注入します。
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サイディング目地-コーキングの仕上げ
内部に空洞ができない様に気をつけて小さい気泡の空気を抜きながら、下からと上からの両方で丁寧に押さえて仕上げていきます。 -
サイディング目地-コーキング完了
完全に乾かないうちにテープを取っていきコーキング作業の完了となります。また、今回は「先打ち」といって塗装前にコーキングを行なっていますので、長持ちが期待できます。
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エアコンカバー-現状
前回の外壁塗装時に、カバーの取り外しを行わずにそのまま塗装をしていたので外壁とカバーが塗料でひっついている状態でした。今回は劣化し破損していたので新しいカバーに交換しました。 -
エアコンカバー-取り外した状態
前回の塗装とその前の外壁の境目がくっきり出ています。通常は分かりませんが、エアコンを移設することになった場合は、この未塗装の部分はっきりと目立ち外壁が残念な事になります。 -
エアコンカバー-塗料の凸凹を除去
塗料の凸凹の部分を工具で丁寧に削っていきます。その際はできる限り平らにすることが重要です。地道な作業ですがこの作業を丁寧にしなければ綺麗な仕上がりになりません。
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エアコンカバー-模様パターン合わせ塗装
未塗装の部分を周りの模様パターンに合わせて下塗りを行い未塗装部分を消していきます。この作業をすることで未塗装の部分はなくなり、塗装後に跡が目立たなくなります。 -
エアコンカバー--模様パターン合わせ後
この状態の上から外壁塗装を行うことでエアコンカバー裏の未塗装部分はなくなり、数年後にエアコンを移設することになったとしても安心です。 -
外壁2階-下塗り
下塗りは「外壁材」と「中塗り・上塗り」を密着させる重要な役割があります。また、均一に塗る必要があるので正しい量の塗料を、素早く塗る必要があり、技術がいる作業です。 -
外壁2階-下塗り後
下塗りは上塗り塗料が外壁に吸収されないようにする役割もあります。その為には写真のように下塗り塗料を「塗り残しなくしっかり塗ることが大切」です。
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外壁2階-中塗り
上塗りを綺麗に仕上げる為に、中塗りを塗り残しなく均一に塗る事が大切です。また、細かな部分はハケで塗装を行い、塗り残しがないように注意し塗装を行っています。 -
外壁2階-中塗り後
塗り残しがないのはもちろん、塗りムラもなく綺麗に仕上がっているのがお分かりいただけると思います。均一に塗るということは、実は非常に難易度が高く、熟練の感覚が必要となります。 -
外壁2階-上塗り
中塗り後には上塗りを行っていきます。上塗りも隅々まで丁寧に塗装を行い、塗り残しはもちろん、塗りムラもないよう塗装を行なっています。外壁にもしっかりと美化効果と保護効果が備わりました。 -
外壁2階-上塗り後
塗り残しはもちろん、塗りムラもない仕上がりとなります。また、今回使用した「パーフェクトトップ」は、紫外線による劣化を防ぐ機能を持ち、約12~15年の耐用年数が期待できる塗料です。 -
外壁1階-下塗り
2階部分と同様に均一に素早く塗りムラができないよう下塗りを行っていきます。 -
外壁1階-下塗り後
今回使用した「日本ペイントのファインパーフェクトシーラー」は下地に対して高い浸透性と含浸補強性を持つとともに、高い付着力があるシーラーです。塗り残しなく綺麗に塗装が行えています。
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外壁1階上部-中塗り
1階の外壁上部は塗り残しとならないようにローラー塗装前にハケ塗装を丁寧に行います。 -
外壁1階上部-中塗りハケ目消し
先程のハケ塗装時にできた気付かない程の細かなハケ目を消すためにローラー塗装を行います。細かすぎて気付かれませんが細部まで綺麗に丁寧に仕上げていきます。
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外壁1階-中塗り
塗りムラを起こさないように均一に塗る必要があります。正しい量の塗料を、素早く塗る必要がありますので、非常に難易度が高く、熟練の感覚が必要となります。
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外壁1階-上塗り
隅々まで丁寧に塗装を行い、塗り残しがないよう塗装を行なっています。また、中塗りと同様に塗りムラができないようローラーの動かす方向や塗料の量に気をつけ塗装を行います。 -
外壁1階-ダブルトーン中塗りハケ塗装
コーキング箇所の目地部分はサイディングボードとの段差が少なくローラーでは塗料がコーキングに付き、綺麗な仕上がりにならないのでコーキング部分は全てハケ塗装を行います。 -
外壁1階-ダブルトーン中塗り
サイディングのタイル部分と目地部分を、別々の色で塗り分ける工法のことをダブルトーン塗装といいます。最大の特徴は、単色塗りには表現できない立体感となります。 -
外壁1階-ダブルトーン中塗り後
中塗り後にさらに上塗りを行いより綺麗に仕上げていきます。工程としては、下塗り、中塗り、上塗り、ダブルトーン中塗り、上塗りの合計5回塗りになります。 -
通常の塗装とダブルトーン塗装の違い
手前が通常の塗装で奥がダブルトーン塗装を行なった外壁になります、違いは明らかでダブルトーン塗装の方がタイル部分と目地部分の立体感があり、高級感も出ています。 -
雨樋・鼻隠し-ケレン作業
雨樋・鼻隠しといった付帯部を丁寧にケレン作業を行っていきます。この作業を丁寧に行うことが長期間「綺麗」を保つことに繋がります。 -
雨樋・鼻隠し・幕板-塗装
付帯部も外壁同様にツヤが蘇り美化効果と保護効果が備わりました。ローラーが入りにくい箇所は先にハケで塗装を行い、その後ローラー塗装を行っています -
雨樋・鼻隠し・幕板-塗装後
外壁で使用した塗料と同じくらいの耐久性の塗料を使用しています。塗料の耐久性を合わせることで「どちらかが先に劣化しバランスが悪くなる」といった問題を防ぐことができます。 -
エアコンカバー-交換後
エアコンカバー自体が劣化し所々破損していましたので新品のエアコンカバーに交換しました。カバー裏も塗装を行い、エアコン移設時にも前の塗装色が出ることはありません。 -
小庇-ケレン、塗装
しっかりと手作業でケレン作業を行なっていきます。その後、綺麗に掃除を行い、ローラーで塗りにくい箇所からハケ塗装を行い、最後にローラー塗装を行い塗り残しのない様にします。 -
ベランダ-トップコート1回目
ベランダの床表面を綺麗にし、トップコート(タフシールトップ#300)を全体に塗布していきます。タフシールトップ#300は防水性能が高くベランダをしっかり守ってくれます。 -
ベランダ-トップコート2回目
1回目が完了したら仕上げのトップコート2回目を塗装していきます。立ち上がり部分も含めて、塗り残しが無いようハケとローラーの両方を使用して綺麗に仕上げていきます。
完成の写真
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全景1
遠目から見ても塗装前の色褪せ感はなくなり、住宅全体にツヤが戻りました。 -
全景2
汚れがたまっていた軒天部もしっかりと綺麗になり、外壁の雨染みなども綺麗になくなっています。 -
全景3
2階外壁のクラックもしっかりと補修、1階の外壁は立体感がありお洒落な外観に生まれ変わっています -
屋根1
屋根の板金部分は丁寧に塗装を行なっています。 -
屋根2
今後は吹き替えを行ったガルバリウム屋根がしっかりと住宅を守ってくれます。 -
屋根3
瓦の6分の1の重さになり耐震面でも効果が期待でき、美しさと安心感を兼ね備えた屋根になりました。 -
外壁ベランダ
ダブルトーン塗装が立体感を演出し、高級感ある仕上がりとなっています。 -
外壁2階部分
一部にしかなかった瓦を取り、小屋根全体にガルバリウム屋根を施工しました。 -
軒天と外壁の目地
意識されにくい軒天ですが、外壁との境目といった細部にまで丁寧に塗装を行なっています。 -
雨樋・エアコンカバー
エアコンカバーは新品に交換し、カバー裏の見えない部分も塗装を行なっています。