ビフォーアフター
施工データ
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塗装前のお悩み
前回の塗装から10年経っており、屋根や外壁の傷みが気になりそろそろ塗装を考える事になりました。塗装を行うアパートは4棟あり金額も大きくなることから、
「この建物を建てたハウスメーカー(ダイワハウス)」
「管理会社」
「自宅の塗装を行ったキレイエ」
の計3社で相見積もりをとることにしました。 -
お悩みに対してのご提案
ドローンでの屋根の調査を行い、それぞれの棟の劣化具合を診断し診断書とともに見積もり書を提出しました。
オーナー様のご希望としては、アパートの築年数を考えてあと10年〜15年くらいで建て替えるか売却するかもしれないということとご予算もある程度決まっていたので、
塗料のグレードは、
「屋根:ラジカル塗料」
「外壁:遮熱シリコン」
を提案しました。
コーキングは10年前に一度打ち替えており、陽あたりの良い南面以外は建物の影になって弾力もあり傷みも少なかったので、オーナー様とも慎重に協議を重ね、将来のアパートの経営計画やご予算に合わせて南面以外のコーキングは行わず、塗装費用を抑える方向で塗装プランを作成しました。(一部傷んでる箇所は打ち替えしました)
外壁色についてはオーナーさんからある程度こうしたいという構想をお聞きし、お考えに沿った形でカラーシミュレーションを作りご納得していただく事ができました。
金額についてもハウスメーカー、管理会社さんよりもだいぶ金額を抑える事ができお喜びいただけました。 -
使用材料
【屋根】
下塗り1回目
日本ペイント:ファインパーフェクトベスト強化シーラー
下塗り2回目
日本ペイント:ファインパーフェクトベスト強化シーラー
中塗り
日本ペイント:ファインパーフェクトベスト
上塗り
日本ペイント:ファインパーフェクトベスト
【外壁】
下塗り
日本ペイント:ファインパーフェクトシーラー
中塗り
アステックペイント:シリコンREVO1000-IR
上塗り
アステックペイント:シリコンREVO1000-IR
【付帯部】
日本ペイント:ファインシリコンフレッシュ
【軒天】
日本ペイント:キソエース -
参考価格・施工日数
578万円(税込) 4棟合計
78日間 4棟合計
カラーシミュレーションの写真
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今回は4棟のご依頼をいただきましたので全ての棟を撮影し、カラーシミュレーションを行いました。
施工前の写真
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A棟:全景
ホワイトとブルーのツートンカラーで爽やかなアパートですが、経年劣化により全体的に色褪せが進行し、ムラになっていました。 -
B棟:全景
今回のご依頼は、A棟・B棟・C棟・D棟の4棟全ての塗装をご依頼いただきました。
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C棟:全景
C棟・D棟は上半分がホワイト、下半分がブラウンのツートンカラーでした。 -
D棟:全景
ブルーより、ブラウンは汚れが目立ちにくいので一見きれいに見えますが経年劣化から外壁は汚れていました。
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全景2
劣化から汚れの付着や色褪せが進行し、アパート全体のイメージが悪くなっていました。 -
全景3
太陽が長く当たる南側では紫外線の影響から色褪せの進行が進んでいる状態でした。 -
風呂場窓付近の外壁
風呂場の換気用窓付近の外壁にはカビが発生し黒く汚れアパートのイメージが暗くなっています。 -
階段
階段には汚れが付着し、見た目が悪くりイメージを損ねている可能性がありました。 -
屋根全景1
経年劣化から屋根全体にカビが生えていました。また、塗膜が剥がれ白くなっている箇所もありました。 -
屋根全景2
屋根の中央にある棟板金も塗膜が剥がれている箇所がありました。このまま放置すると雨漏りに繋がる可能性があります。
施工中の写真
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屋根-高圧洗浄
屋根の高圧洗浄からスタートです。市販の高圧洗浄機の2倍もの水圧が出せる高圧洗浄機で屋根に生えている苔や長年蓄積された微細な汚れまでしっかりと落としていきます。 -
外壁-高圧洗浄
汚れが残っている状態で塗装を行なうと外壁と塗料の間にある汚れが原因ですぐに剥離してしまう可能性があるので、軒天、外壁、ベランダ、階段など細かな箇所も丁寧に高圧洗浄を行なっていきます。 -
駐輪場、ゴミステーション-高圧洗浄
駐輪場、ゴミステーションも塗装を行いますので、丁寧に高圧洗浄を行っていきます。駐輪場の天井などは薄いため、破損しないように水圧をコントロールして高圧洗浄を行なっていきます。
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屋根板金-釘補修
屋根にある板金を点検すると固定している釘が浮いているものがいくつかありました。板金は雨水の侵入を防ぐ役割を担っていますので、釘浮きを放置してしまうと雨漏りに繋がる可能性もあります。その為、浮いている釘をしっかりと補修していきます。 -
屋根-クラック補修
屋根のクラックは、メーカー実験で「元の屋根材に比べて約2倍の強度が確認された」との実績もある補修材「タスマジック」を使用し補修を行なっていきます。
さらに、修復箇所が目立たないというメリットもあるので、この後に中塗り、上塗りを行うと殆どわからなくなります。 -
屋根-下塗り1回目
屋根の素材や状況から下塗り塗料は「ファインパーフェクトベスト強化シーラー」を使用しました。この塗料は浸透力に優れ、屋根材の表面を補強し強度を高めてくれる機能があります。 -
屋根-下塗り1回目完了
たっぷりと塗料を屋根に塗り、塗装が完了しました。一見、綺麗に塗装でき問題ないように見えますが、少し時間が経過すると、屋根が乾いたような色に戻ってしまいます。
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屋根-下塗り2回目
屋根の状況から下塗り1回では不十分と考えていましたので、下塗りを2回行う4回塗りを行いました。2回目の下塗りも「ファインパーフェクトベスト強化シーラー」を塗装し、屋根材の強化がしっかりと行えます。 -
屋根板金-錆止め
板金部はケレン作業を行った後に、錆止めを塗装していきます。しっかりと下処理をしなければ数年後に塗装の浮きや剥がれの原因となるので、塗り残しがないようハケを使用して丁寧に塗装を行います。 -
屋根-中塗り
中塗りでは「ファインパーフェクトベスト」を使用しました。この塗料は紫外線による劣化を防ぐ機能を持っていますので耐用年数も長く、色褪せも起きにくいので塗装直後の綺麗な屋根がいつまでも長続きします。
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屋根-中塗り完了
中塗りは「仕上がりが良くなり」「塗料の性能が正しく発揮される」という効果があるので、塗料の量や厚み、塗装を行う時間などに注意して塗装を進める必要があります。 -
屋根-上塗り
中塗りと同じファインパーフェクトベストを使用して上塗りを行います。同じ塗料を使用して2回塗装を行う理由としてはムラなく、均一に塗るためです。例えば、中塗りを省いて一度に上塗りをしようとすると必ず塗りムラが出来ます。
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屋根-上塗り完了
塗りムラや塗り残しなどなく、細部まで丁寧に塗装が完了しました。屋根の状況から4回塗りをご提案し、ご予算やご要望を反映して屋根に適したラジカル塗料をご提案しました。 -
外壁-クラック
高圧洗浄を行い、外壁を綺麗にしたことで小さなクラックが現れました。微細なクラックですがこのまま塗装を行うとクラックが大きくなる可能性があるので全て補修を行います。 -
外壁-クラック補修
小さなクラックにコーキング材をコーキングガンで丁寧に注入していきます。コーキングガンで注入することにより、ヘラや刷毛で刷り込むよりもひび割れの奥深くに注入でき、補修力が高まります。
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コーキング-除去
カッターナイフを使用して、コーキングの両端に沿って切り込みを入れ、コーキングをゆっくりと引き剥がします。
その後、綺麗に清潔を行いコーキングの準備完了です。 -
コーキング-プライマー
コーキング材を注入する前に、接着力を高めるプライマーを全てのサイディングの境目にハケで丁寧に塗っていきます。 -
コーキング-コーキング注入
プライマーがしっかりと乾いたのを確認し、コーキングガンを使用してコーキング材を隙間なく注入していきます。 -
コーキング-コーキングならし
注入したコーキング材(シーリング)をバッカーやヘラを使用して綺麗にならしていきます。この仕上げで完成後の見た目が大きく左右されてしまうので気をつけて丁寧に整えていきます。 -
コーキング-コーキング完了
完成したコーキングです。コーキング表面をご覧いただければ、波などはなく綺麗に仕上がっているのがお分かりいただけると思います。キレイエではコーキング1つでも手を抜くことなく徹底して高品質を叶えています。
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外壁-下塗り
下塗りには外壁材と中塗り・上塗り材を密着させる重要な役割と上塗り塗料が外壁に吸収されないようにする役割があります。その為には下塗り塗料を塗り残しなくしっかり塗ることが大切です。 -
外壁-下塗り
外壁の下塗りに使用した日本ペイントの「ファインパーフェクトシーラー」は、様々な外壁の素材に対応し接着剤としても高い効果を発揮してくれる信頼のおける塗料です。 -
軒天-中塗り
軒天はお家の美観や耐久性にかかわるとても重要な部分です。
塗り残しがあると美観や耐久性が損なわれますので、ローラーとハケを使いわけ塗り残しがないよう塗装を行います。 -
軒天-上塗り
軒天の素材から使用した塗料は日本ペイントの「キソエース」です。キソエースは藻やカビの発生を抑えてくれる効果もあります。 -
外壁-中塗り
上塗りを綺麗に仕上げる為には、中塗りを塗り残しなく均一に塗る事が大切です。ローラーの動かす方向やローラーにつける塗料の量に気を付けながら塗装を行っていきます。 -
外壁-中塗り
今回、中塗りと上塗りで使用する塗料は「シリコンREVO1000-IR」です。一般的なシリコン塗料の場合、耐用年数は「7年~10年」ですが、この塗料は「約13~16年」とシリコン塗料の中でもトップクラスを誇る塗料です。 -
外壁-上塗り
また、「シリコンREVO1000-IR」は高い遮熱効果も備わっていますので、最近の異常な暑さにも効果を発揮してくれ、コストも抑えることが出来る万能な塗料です。 -
外壁-上塗り
今回、塗装を行ったのがアパートなので、入居者様のご負担ができるだけ少ない様にベランダ(南)側の面だけは塗装を行うタイミングを変え、洗濯物を干すことや窓が全て塞がることが無いように考え塗装を行っています。 -
外壁-上塗り完了
キレイエの細かい塗装技術によって細かい箇所まで塗り残しや塗りムラもなく、綺麗に塗装が完了しています。これからは耐久性が高い塗料と丁寧な塗装がしっかりとアパートを守ってくれます。 -
外壁-面と面のライン出し
今回の塗装はホワイトとブラウンの2色を面で変え、デザインを行なっています。その為、色が変わる面と面の境目のライン出しは慎重に行い、アパートのデザインがより良く見え、入居率アップに繋がるように心がけて塗装を行っています。
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外壁-軒天と外壁のライン出し
軒天と外壁の境目は外壁上部にあり、なかなか目が届かない箇所になりますがキレイエでは外壁と軒天の境目のライン出しも徹底して行なっております。このように、見えない箇所まで完璧に行なってこそプロだと考えています。
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配線-外し、塗装
写真では見えにくいですが、外壁には配線がビス留めされていました。このまま塗装すると配線を除去した際に前の外壁色が出てしまうので、ビス留めを全て外し、配線を浮かして塗装を行いました。 -
配線-取り付け
塗装を行った後に浮かしていた配線を留めていきます。
配線を浮かすことなく塗装することもできますが「未来まで考えて塗装を行う」を掲げているキレイエでは、配線を浮かして塗装を行います。
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幕板-塗装
上と下の外壁の間にある幕板は異なる色を使用していますので綺麗な直線が出るようにマスキングテープを一直線に丁寧に貼り、ライン出しを行った後に塗装を行います。 -
幕板-塗装完了
いかがでしょうか?塗装が綺麗に完了した幕板です。
塗装前に施工したマスキングテープのライン出しのお陰で綺麗な塗装が完了しています。今回は様々な箇所でライン出しを行い、塗装品質を高めています。 -
階段裏-錆止め、中塗り
目にとまる事がない階段裏もケレン作業を丁寧に行い、サビや汚れを丁寧に除去してから錆止め塗装を行います。この下処理がしっかりと出来ていなければ高価な塗料を使用してもすぐに塗装不良が起きてしまいます。 -
階段裏-上塗り
階段裏に使用した塗料は「ファインシリコンフレッシュ」です。この塗料は特殊セラミックの配合によって、汚れにくいというメリットがあります。その性能は一般的なシリコン塗料と比べて3倍ほど耐汚染性に優れている実験結果が出ています。
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付帯部-ケレン
雨樋などの付帯部を丁寧に手でケレン作業を行なっていきます。ケレン作業は外壁表面の凹凸や劣化損傷を補修し、外壁塗装をムラなく均一な仕上がりにする為の大切な作業です。 -
付帯部-塗装
鼻隠し、雨樋、縦樋などにベストな大きさのローラーを使用して塗装を行います。ローラー塗装前には刷毛を使用して塗装し、塗り残しのないように徹底しています。 -
付帯部-塗装完了
付帯部も綺麗に塗り残しなく塗装が完了しました。
また、外壁で使用した塗料と同等の耐久性の塗料を使用し「どちらかが先に劣化しバランスが悪くなる」といった問題を防いでいます。
完成の写真
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A棟:全景
爽やかな印象から高級感がありオシャレ感がある外壁デザインに生まれ変わりました。 -
B棟:全景
A棟は中央が上部までブラウンで塗装を行いましたがB棟は左側を上部までブラウンに塗装しました。 -
C棟:全景
C棟は上部をホワイトに下部はブラウンに塗装しました。各棟でデザインを変えお洒落な仕上がりを叶えました。 -
D棟:全景
D棟は左側を上部までブラウンに塗装しました。アパートは外壁デザインが入居に大きく影響するのでお洒落なデザインを実現しなければなりません。 -
4棟全景
上空から4棟を見ると各棟で変更したデザインが横並びになりとてもお洒落に仕上がっています。 -
全景2
汚れなどは一切なくなり綺麗な外観になったことで、入居希望者に良い印象を与えられるようになりました。 -
全景3
色褪せが進行していた南側ですが、元々の色褪せはなくなっています。またこれからは耐久性が高い塗料がしっかりとアパートを守ってくれます。 -
風呂場窓付近の外壁
外壁に付いていたカビは高圧洗浄で綺麗に除去して塗装を行っていますので塗装不良の心配もありません。 -
階段
汚れが蓄積されていた階段も高圧洗浄で綺麗に汚れを除去してから塗装を行っています。
綺麗になった階段は、2階への内見者様にも良い印象を与えられます。 -
屋根全景1
4回塗りを行った屋根は塗装前の色褪せはなくなり、新品のようなツヤが戻りました。