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「外壁塗装の期間を短くします」は要注意!その理由を塗装のプロが説明

みなさんこんにちは!


岡山・倉敷を中心に外壁塗装、屋根塗装を行っている「キレイエの坂本」です^^


つい最近の話なのですが、外壁塗装費用を他業者さんへ相見積もりをしていただいたお客様からこんなお話がありました。



キレイエさんは職人さんが少人数だから工事期間が長くなるの?


「相見積もりを取った外壁塗装業社の方に、うちでは倍の人数で入るから半分の日数で終わらせますよと言われたんだけど・・・台風も来るシーズンだし大人数で入ってもらって早く工事を終わらせたいんだけど・・・・」




しかし❗️

いくら職人の数が倍になったところで、外壁塗装の期間が半分になることはありません❗️


この外壁塗装にかかる2週間という期間は、きちんとした外壁塗装をおこなうためにどうしても必要な最低期間だからです




そして、ご理解いただきたいことは、

工期を早めること=重大なトラブルの原因になってしまう事もあるということです⚠️



今回のブログでは外壁塗装にかかる期間をテーマに、工期を早めることでどのようなトラブルが起きてしまうかをご紹介してまいります💡



はじめての屋根・外壁塗装の方でもわかりやすくご紹介しますので、是非参考にしてくださいっ🤗



目次


外壁・屋根塗装の工事の流れ

※クリックで各ステップへ移動できます。


1:足場の組み立て

2:コーキング撤去・打ち替え

3:高圧洗浄

4:養生作業

5:根・外壁下塗

6:屋根・外壁中塗り

7:屋根上塗り・外壁中塗り・上塗り

8:付帯部分の仕上げ作業

9:手直し・足場解体


・まとめ




● 外壁・屋根塗装の工事の流れ

※ 屋根・外壁・コーキング工事が有りの場合



【ステップ1】

足場の組み立て

作業期間:1日目 




<どんな作業をするの?>


初日はまず足場の組み立て作業をおこないます💪

外壁塗装の職人さんが、安全に高い所も隅々まで塗れるように、足場で囲います。

そして、ご近所への塗料の飛散を防ぐためにお家廻りに養生ネットをぐるっと張ります。



<工期を無理に短縮すると?>


作業の安全性を確保する足場設置の工期期間を無理矢理に短くすると、足場の崩壊・足場の鉄材がぶつかり、お家への傷といった万が一のトラブルが発生する可能性が高くなります😰💦


できるだけ早く足場設置はおこないますが、通常の日数よりも半分以下になるということは殆どありません。




ステップ2

コーキング撤去・打ち替え

作業期間:2〜4日目 




<どんな作業をするの?>


コーキング部分の洗浄と打ち替え工事を行います✨🤗


・既存コーキングの撤去

・マスキングテープの貼り付け

・プライマー塗布

・コーキング注入

・ヘラで表面をならす

・マスキングテープ剥がし

・乾燥(1日〜3日)


作業期間は2人の作業で約2日〜3日程かかります。


作業人数を増やすと1日で終わる場合もありますが、大事なのはコーキングの乾燥時間をしっかりと設ける事です!




【コーキングが完全に硬化するまでの段階は3段階


(1)表面硬化 手で触れても大丈夫な状態 

(2)皮膜硬化 表面から約2mm程乾燥した状態

(3)完全硬化 全体が完全にしっかり固まった状態


冬場などは特に乾きが遅く完全に硬化するまで2、3日かかってしまう場合もあります。



<乾燥時間を守らないと?>


コーキングの乾燥時間が短いとコーキング部分の劣化が早まり、将来的に雨水の侵入を許してしまい、壁材の痛みや、次回の外壁塗装時に思わぬ出費につながるケースは珍しくありません😰💦





【ステップ3

高圧洗浄

作業期間:5日目 



<どんな作業をするの?>


屋根や外壁だけではなく、雨樋や軒天など塗装箇所は全て高圧洗浄を行います✨



外壁塗装や屋根など、塗装する面が汚れていたり、カビがついていたりすると、塗料の密着性が弱まり質の低い塗装となってしまいます😰💦


そのため、普通の洗浄では落ち切らない細かな汚れまでプロの使う高圧洗浄機を使って丁寧にしっかりと落とし切ります✨

下地を綺麗な状態にすることが質の高い外壁塗装には必須な工程です✨🤗




<高圧洗浄を適当にすると?>


壁面、瓦と塗料の密着性が弱くなり、劣化が早い塗装となってしまいます😰💦


また、塗料と壁面に隙間が生まれてしまい、そこから湿気が溜まるなどといった不具合が起こり、ボロボロと剥がれやすい塗装にもなってしまいます( ; ; )



塗料によってメーカーの公表する対応年数がありますが、対応年数以下の耐久性にしかならなくなるんです😰💦


なので、この下地処理をおろそかにする業者がもしいれば要注意です⚠️



【ステップ4】

養生作業

作業期間:6日目 



<どんな作業をするの?>


窓ガラスや冊子など、塗装をしない場所への塗料の付着を避ける為、マスキングテープや飛散防止カバーで覆っていきます😆


養生が必要な場所は窓ガラス以外にもたくさんあります💡



例えばこんなところ💡



エアコンの室外機

・車


その他


・玄関タイル、ポスト等

・植物や花壇

・給湯器

・電気メーター等



<養生作業を適当にすると?>


窓周りの養生は特に塗装の美しさに関係してきます。


なので、この養生作業を無理に早くおこなってしまうと窓枠のラインがガタガタになって見栄えが悪い塗装になる可能性が高くなります😰💦


また、電気メーター、エアコンなど家周りの設備にもしっかりと養生をおこなわないと塗料の飛散で思わぬトラブルにつながってしまいます⚠️




養生までで1週間が経過📅


いかがでしょう。

外壁・屋根塗装を丁寧におこなうにはこれだけの準備時間がかかるものなんです💡




【ステップ5】

屋根・外壁下塗り、錆止め下塗り

作業期間:7日目 




<どんな作業をするの?>


屋根や外壁に1回目の下塗りです(※塗装は、下塗り2回中塗り上塗りの計4回塗ります💡)

材料によって乾燥時間の規定があり、例えば以下の塗料のように最低4時間以上は乾燥させないといけません。


※下図参照


8時間以上空けないといけない為、どれだけ大人数で作業をしても1日1工程しか進められません⚠️

↑屋根下塗り2回目の様子


上半分は下塗り2回 下半分は下塗り1回の状態です。

下塗りが一回増えるだけでこんなにも違いはでます💡 

吸い込みがなくなるまで下塗り(シーラー)を塗り重ねていきます。


↓外壁や軒天の下塗りも行います。



<下塗り作業の質が悪いと?>


塗装作業の下塗りは、中塗り材と壁材を密着させるために必要な作業です💡


下塗りの精度が悪いと、中塗りとのくっつきが悪くなり剥がれやすい塗装となります😰


下塗りを全くしない業者は業界のなかでは悪徳業者の部類にも含まれるため、質の高い外壁塗装をおこなう業者は絶対に下塗り作業をおろそかにしませんっ💪





【ステップ6】

屋根・外壁中塗り

作業期間:8日目 




<どんな作業をするの?>

下塗りをしっかり乾燥させた翌日、中塗りを行います。(4工程のうちの3工程目)


中塗り材も塗料によってそれぞれ定められた乾燥時間があり、早く終わらせようとして上塗りをすぐに塗ってしまうと塗り重ねた意味が全くなくなってしまいます💦


外壁も同様に塗り残しのないように中塗り作業を行います。



外壁塗料も定められた乾燥時間があり、施工要領書にはこう書いてあります。



塗料の塗り重ねは所定の塗り重ね乾燥時間を守ってください。(縮み、割れ、乾燥不良、付着不良などが起こります) 

日本ペイント社製品参照




この日に初めて外壁や屋根に最初に決めた色が入り、家の雰囲気がガラッと変わります。

各工程の合間で塗り残しがないか確認チェックを行い、問題なければ次の工程に移る準備をします😆



<中塗り作業の質が悪いと?


お家の色合いを入れる作業のため、雑におこなうと思ったような色が出ない場合があります😰

また、液ダレや色ムラの原因に繋がり見栄えの悪い外壁塗装になってしまう可能性があるため、乾燥時間を守らずにおこなうことは絶対にできません⚠️




【ステップ7】

屋根上塗り・外壁中塗り・上塗り

作業期間:9〜10日目 




<どんな作業をするの?>


中塗りからしっかり乾燥時間を置いて、上塗り作業を行います。

基本的には同じ色を塗り重ねるので塗り残し、ムラのないように仕上げていきます😆✨


外壁も同様に仕上げていきますが大きさや色分けの状況によっては中塗り2日・上塗り2日かかる場合もあります。

上塗りが完了してある程度乾燥したらようやく窓ガラスにしていた養生をとる事ができます。




<上塗り作業の質が悪いと?>


中塗り同様に、雑におこなうと見栄えが悪くなってしまいます😰

色を何度も調整する重ね塗りをしすぎると、色むらや液ダレといった不具合につながってしまいます😰💦




【ステップ8】

付帯部分の仕上げ作業

作業期間:11〜13日目 



<どんな作業をするの?>


外壁、屋根以外の付帯部分を仕上げていきます🏡

外壁屋根以外に塗る箇所は意外にたくさんあります⚠️



雨樋


ベランダ床


雨戸


全ての工程完了後、塗り残しや塗料の散りがないか等の確認を行い、手直しがあった場合の予備日を翌日に確保していきます📅😆



<付帯部分の塗装がないと?>


外壁塗装はなにも目に見える場所だけが全てではありません❗️


お家を守る塗装は、余すことなく隅々まで手入れされて本当の効果を発揮します。


付帯部分の作業をおろそかにしてしまうと、作業ができていない場所が劣化し、お家全体へ悪影響を及ぼしてしまうケースも珍しくありません😰


キレイエではお客様の目につかない場所まで、しっかりと作業をおこないますのでご安心くださいね\(^^)/




ステップ9】

手直し・足場解体

作業期間:14〜15日目 



<どんな作業をするの?>


仕上がりに問題がないか、仕上がりを良くするために微調整を加え完成です。

完成後は足場を解体し、清掃作業後に全ての工事が完了となります💡


キレイエではお客様立ち会いでの確認のもと、万が一の不備への対応はもちろん、気になる些細な点でもできるだけ対応するように努めております💡

点検の指示を出すキレイエ代表者


完成引き渡し後は中々再施工することが難しい場合もあり、きちんと時間を設けてお客様に確認いただくことが大切だと考えております🤗




まとめ


いかがでしょうか?

屋根・外壁塗装に関わる一連の作業を、必要日数と合わせてご紹介しました。


現実的には、塗装作業中に天候が悪くなったりすると予定工期よりももっと長くなることが多くあります。


そして、ご紹介したように、外壁・屋根塗装において一番やってはいけない事は早く終わらせようとして乾燥時間など、必要時間を守らずに「工期を早めることを目的とした塗装」です。


無理に工期を短縮しようとすれば、外壁塗装の質は大きく低下してしまいます😰💦


一軒あたり数十万円〜百万円を超える場合もある屋根・外壁塗装。


工期の速さはもちろん必要ですが、質が低いと全く意味がありません。



なので、もし外壁塗装の営業を受けられた方で「工期の速さ」だけを売りにしている外壁塗装業者から提案を受けた場合には注意深く業者を調べられることをオススメします😰


キレイエのこだわりは少数精鋭での長持ち塗装。



いつまでもキレイを目指し、質の高い屋根・外壁塗装作業をお約束します💡



岡山で外壁塗装業者にお悩みの方は、是非お気軽にご相談ください!


外壁・屋根塗装専門 キレイエ

坂本

ホームページはこちら↓



電話番号.0120-468-774

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